やさしい灯り 鯛車展

もんけんメンバー、ひがしざわさん企画の「やさしい灯り 鯛車展」のお知らせとお誘いです。

<以下 ひがしざわさんからのメールです>

 ナノグラフィカさんのギャラリーで、10/31日(水)~11/5(月)の期間、<鯛車たいぐるま>を展示致します。

 鯛車って何?と思われる方も多いでしょう。
 
 「鯛車」とは新潟県新潟市巻地区(旧巻町)に、江戸時代から伝わる郷土玩具で、鯛の形をした行灯のようなものです。

 竹で骨格を形づくり、和紙を貼り、色付けをして完成しますが、尾びれが立って、とても可愛らしい魚のかたちをしています。
 
 巻では、お盆のお墓参りの際に、夜、ゆかたを着た子どもたちが、鯛車に灯りを入れ、お墓までゴロゴロと引っ張りました。

 しかし、昭和初期から、その風習が衰退していき、15年ほど前に鯛車を製作していた最後の職人さんが亡くなると姿を消してしまいました。

 子供の頃引っ張った思い出がある、巻在住の野口さんが鯛車を復活させたいと大学生だった2005年から<鯛車復活プロジェクト>を始め、ご自身で作ったり、製作ワークショップの鯛車教室を開催して、作り手を育ててきました。

 その活動は多くのまちの方の心を動かし、ワークショップは大盛況。
 
 現在のお盆はあちこちで子供たちがひっぱる鯛車の灯りが見られるようになったそうです。

 2011年ティファニー財団賞も受賞されました。

鯛車復活プロジェクトの公式HP


鯛車復活プロジェクト公式ブログ


 ひがしざわは、2010年に開催の全国路地サミット in Niigata で、巻に行った際に鯛車に惚れ込み、野口さんの製作ワークショップに通った次第です。

 古くからの風習を大切にして若い方が復活させた鯛車に、善光寺門前の活動につながるものを感じ、皆さんにも見て頂こうとナノグラフィカさんにて展示致します。

 皆様、是非お立ち寄り下さいね。

< ここまで >


 

 

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Posted by monken_nagano. at 2012年10月24日20:20

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